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タイトル騎士団長殺し
記事No3495
投稿日: 2017/03/05(Sun) 15:49
投稿者カズ

 村上春樹さんの『騎士団長殺し(第一部、第2部)』を読み終わった。文句のないベストセラーだと思う。しかし、朝日新聞の本日の書評も、非常にビミョーな表現だったように、私も、あえて一言述べるタブーを冒してみよう。断っておくが、書評ではない(私ごときに村上作品を書評するだけの教養があるとは思えないから)。

 今回の作品は、絵画を題材にしているのだが(主人公が画家)、物語としては、コンクールのピアニストを題材にした恩田陸『蜜蜂と遠雷』の方がはるかに面白い。

 村上春樹作品特有の特徴は、いつもの通り、ある。
 「まるで・・・のような」という比喩表現の巧妙さ。たとえば、「駅を通過していく無人の長い電車を目にしているときのように」・・・のように。また、クラシックやオペラの音楽にも(誰々が指揮したウィーンフィルの「薔薇の騎士」というように)満ちている。

 主人公をめぐる枠役の、朴訥で、やや変わった語りくち(喋り方)。
 ダイアローグ(対話)部分で、相手が語ったことをそのまま繰り返す話法の多様。これが、村上ワールドの特有の雰囲気を醸し出している。

 そして、超常現象。今回の場合には「イデア」や「メタファー」が形状化した道化役が登場。観念が姿を持ってこの世に現れ、世界に影響を及ぼしている。

 主人公が通過儀礼的な事件を経て「信じること」に気づく=成長する物語でもあるのだが、1000ページは長いのではないかと、ついつい思ってしまう。
 いかがなものだろうか?

タイトルRe: 騎士団長殺し
記事No3496
投稿日: 2017/03/05(Sun) 19:30
投稿者学浩

>  村上春樹さんの『騎士団長殺し(第一部、第2部)』を読み終わった。文句のないベストセラーだと思う。しかし、朝日新聞の本日の書評も、非常にビミョーな表現だったように、私も、あえて一言述べるタブーを冒してみよう。断っておくが、書評ではない(私ごときに村上作品を書評するだけの教養があるとは思えないから)。

私も、今日読み終えました。この土日で一挙に読みましたので、
連続映画を2本観た感覚です。1冊1800円ということも含め。

私は、ハルキストです。学生時代は、全く本を読まない人間でし
たが、社会人となり「このまま、本と関係のない人生を送るか?」
と考えていた時、書店で一番分厚い本を選び、「これを読み終える
ことができるかどうか?」で選んだのが、村上春樹の【世界の
終わりとハードボイルド・ワンダーランド】でした。

そこから、翻訳物を含めほとんど読んでます。
一番好きなのは、短編集の中の作品なのですが、阪神淡路大震災後
に書かれた「蜂蜜パイ」です。

今回の騎士団長殺しは、主要登場人物の1人の年齢が54歳という
設定で私と同じなので、興味深く読みました。といっても境遇は
全く違うのですが…、

合計1000ページで、とても響いたフレーズは、「大事なことは、
無から何かを創りあげることではあらない。諸君のやるべきは
むしろ、今そこにあるものの中から、正しいものを見つけ出す
ことなのだ」。

映画2本分は、楽しめました!!

タイトルRe^2: 騎士団長殺し
記事No3497
投稿日: 2017/03/05(Sun) 20:02
投稿者松井の母
> 映画2本分は、楽しめました!!

決心しました。買います。映画2本分・・・
本屋さんに行ってきます。

近所の本屋さんで、すぐに本が買えることって
実は少なくて・・
でも、きっとこの本ならありますよね。

先日、KAZUさんが勧めてくださった
『サピエンス全史』も本屋さんの棚にあって
手に取って、中を見てから買えたのがうれしいことでした。

通信販売は本当に便利なのですが
手に取ってから買える本屋さんが好きです。

タイトル映画2本分
記事No3506
投稿日: 2017/03/10(Fri) 22:46
投稿者松井の母
> > 映画2本分は、楽しめました!!
>
この言葉に間違いはありませんでした。
映画もいいけど、本はいいなあ。
自分の世界が自在に広がっていくのを感じます。

3.11の前日に読み終えられたことにも感謝してます。

タイトルホケツ!
記事No3507
投稿日: 2017/03/11(Sat) 05:30
投稿者カズ

 意外や意外、良質な作品を発見したのでご報告。
 『ホケツ!』小野寺史宜が、素晴らしく良かったです。

 サッカー部が舞台なのですが、サッカーそのものの記述は少なく、人間像を丁寧に描く青春もの。重松清さんの筆致にも似てるかな。すごく力があります。

 このところ、一条高校の図書館の司書さんから月に10冊ほど推薦図書(新刊の話題作はフォローしてるので、藤原が読んでないんじゃあないかと思う分野や文庫など)をまとめて貸してもらってます。最近では、文芸部の高校生が面白がって、自分の推薦する本を混ぜてくるようになりました。校長にも読んでほしいコミックスを自分ちの書棚から持ってくる子も(笑)。

 本日は、朝から、今年度最後の第25回「よのなか科」です。
 偶然なのですが、毎日新聞の論説委員が全回出席していて、その総括を本日の朝刊に書いてくれてるはずです。

タイトル第25回 「よのなか科」
記事No3508
投稿日: 2017/03/11(Sat) 13:32
投稿者村田 敏也

>本日は、朝から、今年度最後の第25回「よのなか科」です。
>偶然なのですが、毎日新聞の論説委員が全回出席していて、その総括を本日の朝刊に書いてくれてるはずです。

本年度最後の「よのなか科」に参加させて頂いた。全25回中2回欠席。ひとつはインド出張。ひとつは寝坊(笑)。

この1年で3つの収穫があったなーと思う。

1.藤原流の物事の考え方が理解できたこと。
2.大人も考える力、つなげる力を身につけることができるということ。
3.間接的に13年の米国赴任経験を活かし、100人のグループ討議のファシリテーター役や企業向海外赴任前研修の講師として自分流よのなか科を開始できたこと。

ロミンガーの70:20:10の法則というのがある。10%が研修や授業、20%が薫陶、70%が経験から学ぶとうこと。これからも一歩前に出る勇気をもった生涯幼稚園児を目指したい。ありがとうございました。また、次年度もよろしくお願いします。

今日の毎日新聞に今年58歳の坊主頭の若者の後ろ姿が写ってました(大笑)。