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タイトル教育改革に必要だと思うこと
記事No3740
投稿日: 2017/07/26(Wed) 13:48
投稿者れん
YouTubeにあるグロービズ経営大学院の講演内での藤原さんのお話に感銘を受け、著書も拝読させいただきました。
「レアさを高める」「情報編集力を鍛える」これらの言葉に感銘し、共感するとともに、これからの人生の指針となる大切なことを学ばせていただいたような気がします。

藤原さんは和田中、一条高校の校長先生として公教育に関わっていることも知り、教育制度についての意見を聞かせていただきたく投稿させていただきました。

かねてから思っていたことなのですが、義務教育にも、もっと動画授業を導入するべきだと思います。
周辺地域の子が入学する公立学校では生徒の能力に差があることは明らかです。また、勉強以外でも、いじめ、不登校、犯罪などの問題を抱える1クラス40人の生徒をまんべんなく教師一人が見ることは不可能に近いことです。
そこで、動画授業を公教育に導入し、教師は授業中に「動画に集中させること」だけに集中し、動画を通じてではありますが一流の講師の授業を日本全国の生徒に届けるべきではないでしょうか。
残念ながら、教師の指導力はピンキリです。
授業の質以外にも動画授業のメリットは多々あります。

・毎回簡単な小テストのようなものを導入し、次のステップに進むまでは次のレベルにまで進めないようにすることで、「わかっていないのに次に進んでしまう」ことを防げます。できる子には周囲の人間関係を変えることなく「飛び級」させ、知識を深めることができます。

・教員数を削減できますから、一クラス二人担任制にし、生徒の生活問題に、より対処することができます。

・「わからないところが質問できない」という懸念があると思いますが、教室内にいる二人の教師に質問できますし、生徒同士が回答、質問し合えるプラットフォームをネット上に作ることで解決できると思います。回答した数、質問した数に応じて成績に得点を加味するなどのインセンティブをつければ、活性化しますし、回答することで理解力はさらに深まると思います。
(そもそも日本の学校では授業中に積極的に質問する子なんてあまりいませんが…)

・動画内に流行りの芸能人などを登場させ、生徒の気を引くのも面白いかもしれません。

・現行の教育制度であれば、教育改革に伴って生徒数に応じた教師を配置しなければなりませんでしたが、動画授業は極論教える教師は一人いればいいので変更、追加が簡単です。プログラミングやファイナンス…など時代のニーズに合わせた教育を施すための素早い対応ができます。

・追加、変更が容易であることはとりもなおさず授業の選択肢を増やすことが可能です。高校生にもなれば、私立受験以外の生徒も2、3教科くらいに絞り、専門性を高めたほうがいいと思います。
「英語」「理科」「プログラミング」という履修の仕方もあっていいのではないでしょうか。
その代わり、専門性を高めることで「広いけど浅い」人材から「狭いけど深い」人材を輩出することができると思います。
賛否あると思いますが、私は優秀な科学者を輩出するのに大学受験レベルの日本史の暗記が必要であるとは思いません。

・動画授業では補えない人間関係やコミュニケーションなど対人でなくてはできない授業を二人の担任にやってもらいます。(それに伴い求める教師の能力も変わってゆく)
これは現行の授業というよりブレストや、ディベート、プレゼンなどのアクティブラーニング、「情報編集力」を高める授業になっていくと思います。

「脱ゆとり」と言われていますが、単純に勉強量を増やすだけでは何も変わらないと思います。教育制度、体制そのものから変える必要があると思います。
また、親の収入、塾へ行かせる余裕があるかないかで学力に差を生むのはあってはならないことですし、是正できるはずです。

そもそも、これだけITが発達し、個人に合わせた指導ができる現代に、「ゆとり世代」「脱ゆとり」など、世代に色を付け、
同じ教育を受けさせることになんの意味があるのでしょうか。


あまり長文になっては申し訳ないと思い、できるだけ要点だけを書いたつもりです。
いや、振り返ればかなり長文でした(笑)
申し訳ありません。
伝わらないことや、論理が破たんしているところなどあるかと思いますが、藤原さんの意見、また、ご覧になっていらっしゃ方がおられれば、ほかの皆さまの意見もお聞かせ願いたいです。

先日大学の授業でこれをプレゼンしたのですが、納得できる反対意見が得られなかったので特に反対意見や、動画授業が発展しない理由を伺いたいです。

タイトルRe: 教育改革に必要だと思うこと
記事No3744
投稿日: 2017/07/27(Thu) 06:02
投稿者カズ
> YouTubeにあるグロービズ経営大学院の講演内での藤原さんのお話に感銘を受け、著書も拝読させいただきました。
> 「レアさを高める」「情報編集力を鍛える」これらの言葉に感銘し、共感するとともに、これからの人生の指針となる大切なことを学ばせていただいたような気がします。

 はい、ありがとうございます。

 オンラインで主体的に学習ができるのは、ある程度の学力がある子たちです。経済的に厳しい環境にあったり、発達障害や学習障害があったり、何らかの理由で学習への動機付けが弱い子が半分いると思ってください。

 この子たちのうち、学校のような集団活動の中で、強制されたり、みんながやっているから押されるように多少嫌々でもやる子がその半分。残りは、常にフォローして動機付けてあげないと勉強や社会生活自体を放棄してしまう可能性がある子です。

 質問をすればいいと言いますが、この層の子は「自分が何がわからないのか、分からない」という混沌とした状態であることが多いので、そこは手をかけてあげなければならないということになります。

 もちろん、現在の教室での「一斉授業」がベストというわけではありません。
 動画授業を支配的に導入すれば、成績の上の子はそれぞれ自由に伸びるかもしれません。ましてや、中学生では、半分が塾に通っている現実もあります。
 問題は、下の子をどう引き上げてあげられるのか、ということになります。

 ただし、教員の年齢構成の歪みから、あと10年もすると現在50代のベテラン教員が現場からいなくなり、20代の教員ばかりになる未来が待っています。
 そうすると、自然、ICTを味方につけた指導をせざるを得なくなるでしょう。現在、ベテランの教員がやっている、きめ細かなフォローが不可能になるだろうからです。

タイトルRe^2: 教育改革に必要だと思うこと
記事No3754
投稿日: 2017/07/31(Mon) 11:37
投稿者れん
>質問をすればいいと言いますが、この層の子は「自分が何がわからないのか、分からない」という混沌とした状態であることが多いので、そこは手をかけてあげなければならないということになります。

こういった層の子たちは、「取り返しのつかない状態」であることが多いように思います。基礎ができてないから。
学習の初期段階から基礎を徹底してやらせればそのような状態の子をなくせると思うのです。

藤原さん、お忙しい中大変回答ありがとうございました。
実際の教育現場で生きる方からの意見を聞けて大変ありがたく思いました。

タイトルRe^2: 教育改革に必要だと思うこと
記事No3759
投稿日: 2017/08/05(Sat) 21:15
投稿者ようへい
れん様
ふじはら様

教育素人の門外漢からの意見です。
私は、勉強する事に興味がなくなる以前にヒト・モノ・カネを投入する方が効率が良いと考えています。
ですので、保育園の段階から学びに興味が湧くようにできれば、自ら学ぶ小学生が増えて、そうなれば、自ら学ぶ中学生が増えて・・・・。
もちろん、すでに小学生や中学生になっている子供を救うという観点からは、外れた意見ですが。
今の社会は、保育師へのサポートもあまりに少ないと感じています。