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タイトル仕事に効く教養としての「世界史」
記事No3851
投稿日: 2017/10/05(Thu) 21:50
投稿者USA
仕事に効く教養としての「世界史」出口治明 祥伝社

内容が深い。読後、歴史に対する捉え方が大きく変わると思います。ライフネット生命の会長が書かれた本ですが、その教養に脱帽ものです。

私は毎日オンライン英会話をしていますが、そこで常々感じるのは、「単語や文法が出てこない」というよりも「語るべき内容(教養)が自分にはない」ということです。
自分の英語力はそもそもそんなに高くはない(TOEIC740点)ですが、英語はあくまでコミュニケーションのツールに過ぎないという考えが僕にはあるので、単語や文法に深くこだわるよりも自分の言いたいことが最低限伝わればいいと思っています。その一方で自分に教養がないことから内容が伴わないために、会話が何とも味気ないものになっていることにいつも不甲斐なさを感じています。

そんな中、歴史を学ぶことは自分の教養を深める上でとても有意義だと思います。

この著書は出口氏がいままで何千冊と読んでこられた歴史書の知識に加え、著者の意訳を交えることで、単に教科書を読むよりも数倍歴史が面白く感じられ、また理解を深めることに役立ちます。
例えばルターの宗教改革によりヨーロッパでの布教活動が困難であったことから、その余波で日本を含む他国に布教の場を求めた、といった内容です。
日本の歴史の教科書も単に史実の羅列ではなく、このように複合的な視点で述べられていれば歴史が有機的に語られることになり、多くの人が興味を持てるようになると思います。
やはり教科書には検定があるのでなかなか難しいのでしょうか。

しかし素晴らしい本に出会いました。