[リストへもどる]
一括表示
タイトルダン・ブラウンの新作『オリジン』上下巻
記事No4154
投稿日: 2018/04/28(Sat) 21:20
投稿者カズ
 『ダヴィンチコード』以来、この著者の作品は裏切らない。

 今回の作品はスペインを舞台にしていて、とりわけガウディの建築物に一度でも訪れたことのある人が読むと深い味わいがあるでしょう。あのサグラダファミリアも主要な舞台の一つですから。

 テーマは、宗教と科学のギリギリのせめぎ合いが、この10年でどう決着がつくのか。

 今、体外にある、人間の能力を拡張するためのツール(例えばスマホや補聴器やメガネ)が体内に埋め込まれるような技術を手にした時、果たして人間は、それでもホモサピエンスの延長だと言えるのか?
 バイオとAIテクの融合段階ですね。

 その段階になると(私が思うに多分50年以内になる)、人間社会の倫理や道徳そして宗教はどのようなインパクトを受けて変容していくのか?・・・という、本質的な問いかけがなされるエンターテインメント満載の小説です。