よのなかフォーラム
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タイトル 質問に答えます その3
投稿日: 2017/02/23(Thu) 10:37
投稿者カズ

21 次の坂は何ですか?

 教育改革についてはライフワークで、あと10年かかるかな。それでも2020年までには優勢に転じることができると考えます。フルタイムの大学院教授を打診されましたが、断ってパートタイムの客員教授としてボランティアすることにしました。すでに一昨年度から、アジアの義務教育を受けられない子どもたちのために、現地教育委員会とともに学校を建てて教育を授ける基金「Wisdom of Asia for Next Generation(WANG)」http://www.yononaka.net/wang/index.html をスタートし、AEFAという学校づくりで10年間に200校の実績のある団体をサポートしています。次の山を作るには、いつも、本線とは別の支線、今登っている主峰とは別の裾野を絶えず左右に2つずつくらい育てていく必要があるのです。これは『坂の上の坂』(ポプラ社)のメインテーマです。

22 30歳手前の5年目です。そもそも一歩目のキャリアが確立できてるか不安です。どうしたらいいですか?

 1万時間一つの仕事に取り組んで、それをマスター出来ないということはないでしょう。子供でも1万時間かけて日本語を駆使できるようになるのですから。「どうしたらいいですか?」という質問には答えられません。なぜなら、キャリアを作るのに、正解なんてないからです。自分流で作り込んでいく孤独に早く慣れてください。

23  3歩目を試行錯誤するコツがあれば教えてください。

 関心のある3つくらいのテーマを選んでやってみることでしょうか? どんなに綿密に分析しても結論は出ません。やってみる以外ないのです。あとは、飛び込んでから、その決断を納得できるものに変えていくしかないでしょう。その選択が合っていたかどうかは、5年後、10年後に決まるものなんです。事前には決まりません。だから、飛び込むには、ある種の「無謀さ」が必要なんですね。

24  藤原さんはいくつめの山ですか?

 3つとも言えるし、7つくらいの気もします。数え方によりますね(笑)。

25 人材派遣の将来性はどう思いますか?

 マーケットが巨大だということしかわかりません。

26 クレジットを現金化した残りの余裕の使い方について。

 これこそ、個人の哲学性や美意識が問われます。私の場合で言えば、2011年東北大震災直後の1年間に40日間ほど石巻市の雄勝を中心に現地入りして、何をやるべきかを確かめ、現地に定住しているチーム立花を支援することにしました。廃校となっていた小学校跡地を大勢のボランティアの力で蘇らせ、世界中の子どものための自然学校「MORIUMIUS」http://moriumius.jp 設立に結晶しています。今もサポートを続けています。この延長でアジア希望の学校プロジェクトも始めました。60歳を超えたら、社会(世界)への恩返しに精を出さない人はリスペクトされないでしょう。もちろん同時に、知らない世界で学ぶことで自分を成長させるためでもあるのですが。

27 クレジットを大きくするにはどうすれば良いのでしょうか?

 三角形の面積を大きくすること。その際、左足と右足の距離(底辺の長さ)は比較的近くてもいいのだけれど(経理と財務、販売と広告など)、3歩目の踏み出し(ジャンプ)を大きくすることで三角形の高さが出るから面積が大きくなりますよね。この時、編集力を効かせて自分の3つ目のキャリアを掛け合わせた際の「希少性」が高まるように持って行ってください。詳しくは『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済)+『藤原先生、これからの働き方について教えてください。』(ディスカヴァー)+『10年後、君に仕事はあるのか?』(ダイヤモンド社)を連続して読み込んだら、わかります。三角形方の考え方は、ホリエモンや古市さんも絶賛してましたが、自分のイベントで私の本を売ってくれるほど熱心なキンコン西野さんとの対談はこちら。
http://toyokeizai.net/preview/be5143a7dfa3894b078f98b11a67323a2b7e98c1

28  3歩目の100分の1は、自分のできそうな、いけそうな範囲で攻めるか、世の中の希少性を鑑みて勝負した方がいいのか?

 できそうな、行けそうな範囲に留めると、三角形の「高さ」が出ないから面積が稼げません。ここは、勝負なんです。仕事の値段も需要と供給の関係で決まるので、「世の中の(マーケットの)需給関係での希少性」を鑑みたほうがいいでしょう。ただし、5年先のことなんて誰もわからない時代になりましたから、思い込みで「これしかない!」と飛び込む手もあるし、古いと思われた分野でもリバイバルは必ずあるものです。だから、やってみないとわからないのです。

29  今藤原さんは八ヶ岳の山をいくつ制覇していますか? あとどれくらい目の前に連なってますか。

 大きくは「リクルートの営業時代」「リクルートの新規事業時代」「ロンドンとパリで成熟社会をじかに、しかも家族で学んだ」「リクルートを辞めてフェローとしてインデペンデントに」「著述家(文庫を含め78冊累積135万部に達します)として一生の間に100冊(図書館の1棚1層分)行きたい」「介護分野は本格的に調べたので、ヘルパ−2級の資格を持ち、プロと世界中の30カ所以上のシニア施設を巡った経験を持つ」「デザイナーとして藤原和博のデザインワークで腕時計やリュックを発売、マンションや礼服のデザインも(これは母方の狩野派の血)」「義務教育改革の実践家(ライフワークとなった教育改革実践家)」「今は、高校の改革を主導」「石巻市雄勝の復興サポート(東北震災後はここ一箇所に絞った)」「未来に向けたアジア希望の学校プロジェクト(ラオスとネパールに絞ってサポート)」「テニスでは面白いコミュニティが作れている(80歳になってもできるように)」・・・12の山があるかなあ・・・やっぱり数え方ですね。あ、でも制覇とか踏破したとは決して言えませんよ。エベレストというより、高尾山くらいかもしれませんから。稼ぎという視点だったら、20代での「営業とプレゼン」×30代での「リクルート流マネジメント(リクルート事件とダイエーショックというまたとない機会に恵まれた:笑)」×40代での「義務教育では東京都初の民間校長」の大三角形が核ですね。「藤原和博のデザインワーク」は将来への布石で2000年に家を建てた時からのネオジャパネスクデザインがコンセプトなのですが、75歳くらいから芸術家(画家ではないかもしれないが、画家はどういうわけか早逝するか長生きなんです)&テニスプレーヤーとして生きられるといいなあとおぼろげに思っています。http://www.yononaka.net/neo-japanesque/index.html

30 校長になる、と決めた時に描いていた世界(2017年)になってますか?

 あと10年ほどかかると思いますが、2020年代には必ず『10年後、君に仕事はあるのか?』で予言した情報処理力7:情報編集力3(現在は情報処理力9:情報編集力1/校長に就任した2003年時点では情報処理力97%:情報編集力3%)に持っていけると思います。この勝負は、相手が鵺のように捉えどころがなく巨大だったのですが、敵には誰も確信があるわけではなく、もはや当方が優勢な状態です。


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