よのなかフォーラム
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タイトル 質問に答えます その6(最終回)
投稿日: 2017/02/23(Thu) 16:26
投稿者カズ

51  生き方のモデルにしていた方はいらっしゃいますか?

 モデルはないのですが、白洲次郎という人物はかっこいいと思いますね。

52 百万分の1になる3歩目は好きなことから選ぶのか、儲かりそうなことから選ぶのか、どう見つけて行ったらよいでしょうか?

 見つけるという感覚ではないんです。どこかにあって探すのではなく、作り出していく類のものです。私の場合でも、帰国してから長男の小学校にパソコン授業のボランティアに出かけ、そこで私より詳しいお父さんたちとゴレンジャー部隊を組みました。さらに、夏休みのイベントを一緒に仕掛けたあたりから教育委員会に信用されるように。杉並区の教育ビジョン策定に関わり、その勢いで民間校長にというめぐり合わせです。その2年前には想定していなかったように、不断の行動(試行錯誤)を続ける中で関係を引き寄せ、ことを起こしていくものだと思ってください。大事なので、もう一度言いますね。どこかにあるものから選ぶのではないんです。

53 藤原さんが尊敬している人を教えてください。

 たくさんいますが、今、一番生きがいいのはG1サミットの40代、50代前後の起業家たちで、非常に勉強になります。http://g1summit.com 最近会った人物では、キンコンの西野さんは、面白い男だなと思いました。今後の動きに注目です。http://toyokeizai.net/articles/-/156340

54 校長を経験して得たことの中で、1番価値があると思うことは何ですか?

 ノンプロフィット組織でも、リクルート流のマネジメントが通用することを証明したつもりです。

55 三歩目を踏み出すとき、何を決め手に踏み出そうと思ったんですか?

 はい、これは、勢いですね(爆笑)。

56 派遣営業という仕事をしていて、キャリアアップのための転職と逃げの違いがわからなくなってしまいました。なにか違いを明確にするものはありますか?

 これは、本人にしかわからないでしょう。

57 1/100は、社会人の価値としてですか?趣味の範囲でもその時間をかけられるようなものの場合、それも考えられるのでしょうか?

 はい、クレジット(他者から与えられる信任の総量)は「信頼」と「共感」の関数だと言いました。その枝葉の中に、あるいは主軸に、趣味的なものがあってもいいし、ボランティアが高じて長年続けていたら大きな山に育っちゃったというのもアリです。ライフネット生命を起業した出口さんは著作もある歴史家ですし、岩瀬くんはピアニストでもあります。教養や芸術の才能は人間の幅を感じさせますね。また、私が応援しているAEFA(アジア教育友好協会)の谷川代表は元丸紅のバリバリのビジネスマンでしたが、奥様の急逝を機に一念発起し、60代からラオスとベトナムを中心にアジアの僻地に日本人のお金で学校を建てるプロジェクトを続け、ライフワークとしています。現在73歳。バリバリです。

58 リクルートを卒業した後、公立中の教師になりたいと思っています。リクルートでこれだけは経験しておいた方が良いということがあれば教えてください。

 教員の資格を持っていない場合は、民間校長を募集している自治体は限られます。また、民間校長の半分以上が失敗している現実もあり、教育委員会が積極的なわけではありません。東京都などは、民間校長が今いないんじゃあないかな。なぜ失敗するのか? 私企業で成功しない人が、学校のマネジメントで成功することはないからです。営業マンとしてダメだった人が、児童生徒の前に立つ教員になるケースでも同じことのようです。売り上げ目標とか利益という明確な基準がない分、学校経営の方がより難易度が高いと感じます。どちらにせよ、飛び込むのであれば、何か「芸」を磨いておいたほうがいいでしょうね。部活の指導ができるとか、数学をとてもわかりやすく教えられるとか。一芸持っていないと、教員仲間がリスペクトしてくれないでしょうから。リクルート出身という名刺だけでは児童生徒もわからないし保護者も疑います。教員はなおさら受け入れにくいでしょう。学校での仕事は一種の「技芸」だと思ってください。

59 希少性という意味では、やはり結果的に脱会社員を目指すべきですよね!

 そうとは限りません。希少性レベルを組織にいながら磨く手もあります。あの時給の数直線で、平均より右側のエクスパートからプロの領域にまで希少性があるのに、サラリーマンや公務員に留まれば、逆に、自分自身のイニシャチブで仕事を動かせる可能性が高くなるでしょう。希少性の魅力で人を引き寄せることで、仕事を作る上でのリーダーシップが握れるということです。

60 1歩目で時間を使い、2歩目が中々踏み出せない場合は、どう考えればいいでしょうか。

 一歩目に20年かけてもいいし、二歩目までに40年かけてもまだ60代でしょう。そこから後30年かけて三角形を築いていくのもいいんじゃあないでしょうか。

61 3つの軸を決めるための判断軸のアドバイスを伺いたいです!

 スイマセン、これまでの質問で散々応えました。あとは、本を読んでコツを学んでください。ただし、正解が占いのお告げのように言い渡されるとは思わないでくださいね。三角形は、あくまで自分自身の情報編集力で作り出していくものですから。

62 3歩目のヒントや方向性は、どのように見つけ出すのでしょうか?

 これも、散々応えましたね。前の質問に対する応え(答えとは言いません。正解じゃないんで)を覗いてみてください。宜しくお願いします!

63 一歩目はしっかり確立しましたが、二歩目が、いまいちな場合再度二歩目を踏み直しても良いのでしょうか?

 あ、もちろんです。二歩目にも試行錯誤があっていいし、その間のさまざまなチャレンジに10年かかったっていいんです。例を挙げておきましょう。ツアコンの仕事を20代で10年間やってマスターした人がいたとします。おじいちゃん、おばあちゃんを観光地に案内するのは飽きちゃったんですね。それで、30代から自分のうちは昔から犬を飼っていて子供の頃から犬好きだったことを思い出し、犬関係の仕事に就こうとします(トリマーとか、訓練士とか、ブリーダーとか)。これも10年かかってマスターレベルに達したら、「ツアコン」×「訓練士」はどんな仕事を生み出すことになるでしょうか? 「犬連れツアコン」なんていかがでしょう。独り身のおじいちゃん、おばあちゃんは犬と暮らすのが好きですが、たまに温泉に行きたくてもいけません。バスで飼い犬と一緒に連れて行ってくれるツアーだったら、少々高くても乗ってくるんじゃあないでしょうか。その後、ヘルパ−2級の資格を取り、40代で介護施設に勤め、50代には、ツアコン業務ができ、ドッグセラピーもできる、異色の施設長が誕生するかもしれません。このように「お笑い」×「ツアコン」とか、「お笑い」×「美容師」とか、掛け算で新しい職業上の価値を生み出して「希少性」を高めればいいんです。グローバルで勝負せずとも、佐渡島に一人、淡路島に一人というようにローカルでただ一人であれば、仕事を失うことはないでしょう。キャリアというのは、「掛け算の美学」なのです。


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