よのなかフォーラム
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タイトル Re: キャリア教育コーディネーター
投稿日: 2018/06/10(Sun) 13:30
投稿者カズ


> キャリア教育コーディネーターという資格は、学校の関係者のための資格でしょうか?内容はとても面白そうです。学校関係者でなくても、この資格を使って活躍する場があるのでしょうか?

 私自身は、このような資格があること自体、知りませんでした。
 経験を通じて知っていることを3つだけ触れますね。

(1)学校の教室でカリキュラムとして行うキャリア教育(教員が45分とか50分で教えたいと思うもの)と、様々な企業が用意する教材(業界を正しく理解してもらおうとするもの)には、ギャップがあることが多く、それを翻訳/通訳する立場のコーディネータの必要性は確かにあります。
 たとえば、東京電力やパナソニックなどのメーカーは社会貢献活動(フィランソロフィーなど)として教材開発と講師の派遣を行っていますし、日銀や銀行業界も金銭/金融教育を行うなど。
 この場合、企業側が一方的な思いだけで教材開発してしまうと、どうしても業界PRっぽくなるので、子どもたちには面白くなかったり理解不能だったりすることが多いのです。
 例をあげれば、水素を使った燃料電池で走るミニカーの模型は大人にとっては魅力的なのですが、水素×酸素=エネルギー+水の化学反応がブラックボックスのパッケージ(ただの箱)だと、子どもにとっては(その箱の中に普通の電池が入っていても同じだから)、何が凄いのかわからない・・・とか。

(2)多くの学校では、キャリア教育という名の、あまりダイナミックではない調べ学習が行われています。
 小学校でよくやるのが職業調べで、「興味のある仕事は何?」と聞いて「美容師」と答えると「じゃあ、美容師の仕事を調べて発表してみよう」と。パソコンで調べてもみんなGoogleで一番上に出てくるものくらいしかあたりませんから、それを切り貼りして発表すると、素晴らしいプレゼンだったとなります。10年後にはなくなる仕事も多いでしょうから、なくなる仕事に動機付けてもしょうがないのにね(苦笑)。
 もっとアクティブラーニングの手法が取り入れられて、「よのなか科」のようにブレストしたり、ディベートするキャリア教育が望まれるのですが、学校の先生だけでやるのは、猛勉強している先生でも限界があります。つまり、コーディネーターのニーズはある。

(3)最後に、これを学校地域共同本部のサポーターではなく、稼げる仕事、つまり「事業」としてやるのは非常にハードルが高いと思われます。和田中や一条高校では、主に「よのなか科」に多くの社会人に参加してもらう中で、生徒とナナメの関係から刺激してもらっていました。
 ただし、キャリアリンク(若江眞紀社長)という会社は、これを見事に事業化した数少ない成功例の一社。私とは20年以上の付き合いですが、学校現場の事情に精通していて、教育委員会とのネットワークもあり、Jリーグ版「よのなか科」のコーディネーターをもう7年間も勤めています。
 http://www.careerlink-edu.co.jp

 参考にしてください。


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