よのなかフォーラム
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タイトル Re: 校務システム事業について
投稿日: 2018/06/11(Mon) 16:30
投稿者カズ

 学校における先生の事務仕事は複雑化しています。理由は主に以下の3つです。

 1)児童生徒が多様化し、一斉授業や一律の平均的、標準的対応では難しくなっている。加えて、家庭の事情が複雑化し、離婚も虐待も実際、増えている。そんな中で、日本の学校では学習指導だけでなく生活指導/生徒指導の役割も教員が負うので、本来家庭教育や地域社会が担わなければならない範囲まで先生がカバーしなければならない事態に。中高校では部活の指導も含まれるし、さらに、事故があった場合の裁判に備えて文書を残しておかなければ身を守れないという事情もあって文書が増える。

 2)文科省や県教委、市教委がそれぞれ国会議員、県議会議員、市議会議員に突き上げられて(学力問題やいじめ問題がクローズアップされてから以降特に)頻繁にアンケートをとったり、収受文書(官僚たちの免責文書)が降ってくるようになった。いじめのアンケートだけでも3層からそれぞれ来たりする。

 3)学校で教えなければならない内容が、政権が変わるたびに増えてきた。環境教育、情報教育、福祉ボランティア教育、国際理解教育、消費者庁ができれば消費者教育、金銭/金融教育、キャリア教育、道徳の教科化、小学校での英語教育、プログラミング教育・・・などなど。一つ新しく始めるのなら、1〜2つ古いものをリストラしてから臨むのが私企業のやり方だが、学校文化の中には「止める」という文化がない。ただし、もう、つま先だった目一杯の状態なので業務のリストラは必須だと私も考える。

 例えば、教員の出勤簿を未だに教頭が紙ベースで管理し、毎日ハンコを押させている。しかも、先生たちは時間単位で休暇が取れるので、その細かい出勤管理も紙。

 こういうOSのところからシステム化をやるとすれば、教育長のリーダーシップなしにはできないのです。個別の校長は恐がってリストラを伴う合理化はできないでしょう。
 したがって、実現するとすれば・・・

 (1)強烈にリーダーシップのある教育長を捕まえる
 (2)その配下の影響力のある校長の元で、1校テストしてみる。実績を出すという意味です。これが教員の負担を大きく軽減するものであれば歓迎されます。

 一条高校でも1000人を超える生徒の個人スマホ×WiFi× Cラーニングが全校に入ったのは、同時に教員にタブレットを持ってもらったことによって職員会議や毎朝の朝会で、いちいち印刷して資料を配る手間が減ったり、生徒からのアンケート(学校評価やいじめなど)をスマホからCラーニングで集計することで、それまで1000人分を紙のアンケートから教員が打ち込み直していた手間も減ったことが大きい。

 (3)高校で実績を出せれば、東京都であれば、都教委が採りあげて全校に波及する可能性もあるでしょうね。実際、個人スマホ×WiFi方式のICT化は、今年から10校で試験的にチャレンジされ、うまく回れば2020年から全校実施が計画されているようですから。リクルートのスタディサプリやベネッセのクラッシィをすでに導入済みの学校が増えているからです。
 一条高校のWiFiシステムを担当した内田洋行などが先行して営業しているとは思いますが。

 健闘を祈ります!


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