よのなかフォーラム
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タイトル Re: 卑怯者の島
投稿日: 2018/07/22(Sun) 06:00
投稿者カズ

> 『卑怯者の島』(小学館)小林よしのり
>
> 非常にコメントが難しい作品です。内容が内容だけにぜひ読んで欲しいと軽々しく言えるものでもありません。
> それを承知であえてコメントさせていただくとすれば、戦場で実際に戦われた方々がどのような想いであったのか、それを理解するための必読書だと思います。

 学校では、「なぜ日本が戦争に突入したのか?」「なぜ、あんな風に戦線を拡大したのか?」「なぜ、どのように負けたのか?」・・・を教えません。ましてや、どのように悲惨でトンデモナイことがあったのかに触れられる教師はいないでしょう。
 でも、この部分を学ばないで、今の自分にも繋がっている「近現代史」を知っているというわけにはいかない。だから、自分で本を読むしかないんですね。

 私自身は、幸い、父が大正14年生まれで、最後に太平洋戦線に駆り出された世代だったから(今の山下中央汽船の通信士兼経理だったところを徴用され、特攻同然の偽装空母で台湾に出陣。潜水艦の魚雷で沈められたところを救助され、文字通り九死に一生を得る)、67歳の時病気になった父の入院中に話を聞く機会もありました。

 何十冊も読んだけれど、解説書より『永遠のゼロ』やこの本『卑怯者の島』の方が、その悲惨な実態をよく表現してくれているな、とも感じました。

 あと、解説書としては、栄光学園で実際に行われた授業記録でもある、加藤陽子著『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(新潮文庫/小林秀雄賞受賞作)が読みやすく秀逸です。帯には「なぜ、人々は繰り返し戦争に熱狂したのか?」とあります。
 同様に加藤陽子著『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』(朝日出版)も高校生に講義するスタイルで描かれており、読みやすい。ここには・・・かつて日本は、世界から「どちらを選ぶか」と三度、問われた。より良き道を選べなかったのはなぜか・・・とあります。


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