藤原が次に挑む「世直しプロジェクト」は、日本人のための新しい腕時計の開発。
いよいよデザイン画があがり、各パーツの試作がスタートしました。このページで開発物語が刻々と進化するのがご覧いただけます。
 パートナーは時計企画室コスタンテの清水新六社長。諏訪精工舎入社、ジェノバやミラノ駐在(ミラノ名誉市民賞受賞)、香港駐在などを経て(有) コスタンテ 設立。SONY、早稲田大学、バーニーズ・ニューヨークなどへのOEM時計の企画制作で実績を積み、SPQRナースウォッチがヒット。オリジナル時計創りにこだわり活動中です。

 もともと、スイスの高級ブランド時計のムーブメント(一番大事な駆動部分でクルマのエンジンに当たるパーツ)の工場出荷価格が4000円程度(したがって200万円のブランド時計の実質原価は2万円程度と見られる)という事実に怒りを憶え、「日本の職人技術を結集すれば、同等以上のクオリティの腕時計を20〜30万円程度で供給できるはずだ!」という発見からスタートしたプロジェクト。
「よのなかnet」を主催する私(藤原和博)自身がプロデュースして、清水社長が監督兼テクニカル・ディレクターで制作します。






 デザイナーはスイス時計・宝飾デザインコンテストで「ジュネーブ市賞」グランプリを獲得した元セイコーの名デザイナー・岡谷哲男さん。最近では、セイコーの「クレドール・ソヌリ」など高級品を手がけていたが、07年に独立してスタジオ開設。本作品は、その独立を記念するかのような一品に仕上がるはず。
 機械式、手巻き機能付き自動巻のムーブメントは、門外不出と言われていたものを清水社長の長年の縁でセイコーグループのオリエント時計が供給。
駆動部分が最も信頼できる純国産なので、メンテナンスも安心です。
 文字盤は、長野五輪のメダルを加工した漆職人が世界で初めてジャパンブルーに挑戦。本格的な木曽漆。「JAPAN」でなく、小文字の「japan」には「漆塗り」の意味があります。
夜光は、文字盤にそって外周にブルーのリングが現れる世界初の方式を採用。時を刻む宇宙の深遠さを想わせます。
 3時の位置に黄金のテンプが見える穴を開け、時計の左胸の心臓が鼓動しているのを感じられるようにします。その中心には、耐震装置として、心臓の中心を象徴するかのようにルビーが赤い光を放ちます。
 特徴ある左竜頭には、2つの意図が込められています。
 一つは物理的なもので、右に竜頭が突出していると、左手に時計をする場合、手の甲に「あと」がついてしまうのを避けるため。場合によっては肌をいためるし、焼けた肌の場合、そこだけ白くなってしまうこともあるからです。
 二つ目は心理的な理由ですが、とくに右利きの人に、左手での細かい作業を要求し、わざと右脳を刺激してもらうという、ちょっぴり意地悪で茶目っ気ある意図。
もっとも、手巻き機能のある自動巻ですから、ほとんど竜頭を巻き上げる必要はないのですが。

 ベルトはエルメスと同じ革を使っている北海道の名門馬具メーカー、ソメス・サドルがオリジナルで作ります。乗馬界では有名なメーカーで、中央競馬会の出走馬の手綱や鞍は、この会社の製品。

(ソメスサドル株式会社)
http://www.somes.co.jp/


 皮はソメスのフラッグシップモデルであるビジネス鞄「パッサージュ3」に使われている皮を使用。アースカラーが使い込むほどに黒ずんで風格が増してきます。

(ソメスストア)
https://www.somes.co.jp/store/products/detail.php?product_id=220


 現在、細部の詳細設計に入り、各パーツの試作が続々と行われています。
9月には、リアルなデザインをお見せできるでしょう。
その後、プロトタイプの制作を経て、本年12月、オリンピックイヤーの最後を飾るクリスマスまでに、初回限定生産50個を販売予定。
ご期待下さい!

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